担当心理士について

1989年に自閉症のある方々とそのご家族の心理支援に打ち込む恩師と出会いました。
卒業後は神戸の少年鑑別所で、虐待などの厳しい環境で生活する少年や発達障害的な特性のある少年の心理支援に携わりました。1995年の阪神淡路大震災に被災し、トラウマの後遺症やその回復を学びつつの支援を体験しました。


駆け出しの頃の体験から、いつもと同じ安心できる環境が、いつでも誰にでもあるものではなく、ほんの些細な出来事でもなくなってしまうことがあることを知りました。

また、相談に来てくださったみなさんとの関わり合いの中で、安心・安全の感覚、生きているのは楽しいという感覚、自分の力を感じる感覚などが、私たちがのびのびと成長したり、落ち着いて生活するうえでとても大切だということを学びました

2001年からは、縁あって岡崎市内を中心に教育委員会の相談センター、スクールカウンセラー、心療内科、学生相談室などで多くのみなさまに支えられながら仕事を続けることができています。

仕事を始めて30年の節目に、「とくなが心理相談室」を開くことにしました。
ここでは、

  • 心身の反応の仕方の個性(個人差や発達凸凹)により、生きづらさを感じておられる方
  • つらい体験やトラウマにより,心身のバランスが崩れたり,安心や自信が感じられない方
  • つらい状況にあるご本人を支えるご家族や周囲の方

を心理的な立場からお手伝いできると思っています。

2022年2月吉日
臨床心理士,公認心理師 徳永佳次 とくながけいじ

略歴

1965年 愛知県名古屋市生まれ,東海市育ち。
1991年 愛知教育大学大学院(障害児教育専攻)修了。
1991年より,神戸少年鑑別所(心理技官),社団法人岐阜病院,心療内科の臨床心理士,公立小中学校のスクールカウンセラー,岡崎市教育委員会教育相談センターの心理士などを経て,2022年に「とくなが心理相談室」を開室しました。

現在は,
愛知県公立小学校スクールカウンセラー(2001年〜)
岡崎市教育委員会教育相談センター臨床心理士(2001年〜)
岡崎市医師会小児医会 「こころとからだの相談室」臨床心理士(2003年〜)
岡崎市立看護学校 スクールカウンセラー(2007年〜)
としても働いています。

資格,トレーニング歴

臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会 1997年)
公認心理師(国家資格 2019年)
EMDR weekend2トレーニング修了(2013年)